極光深淵
キャンバスに油彩
2018年制作
455×273 mm
個展「極光深淵」コンセプト
「侵蝕する光景・内在する景色」と題し、自分の訪れた場所・体験した事象を核に制作している。
時を経るごとに、曖昧で不鮮明になっていく記憶を、色彩で補いながら、透層/積層/増殖させ、蓄積/侵蝕するかのように画面を埋めていく。自分自身の記憶の位置軸がどこにあるのか、絵画の中で見つめていく。
日々の生活に潜む、言い知れない不安を拭い切れないでいる。
奥深い底知れぬ場所[深淵]で、微かに差し込む光、奥に見える明かりを頼りに進んでいく。
ひとり不安を拭う為に、究極の光景[極光]を求めて流離う。
2018 瓜生 剛